『瑠璃の契り』

瑠璃の契り―旗師・冬狐堂

北森鴻さんの「旗師冬狐堂」シリーズです。
基本的にアートミステリィには目がないので、このシリーズは読むのが楽しくて仕方がありません。
その点、『ダ・ヴィンチ・コード』は酷かった……。
あれは立派な壁本ですね。自分の中のランキングでは2位か3位くらいでしょうか。
モナリザはほとんど出てこないし。
文庫版の最初についている写真が、微妙にネタバレになっているし。
まあ、清涼院流水の『コズミック*1』ほどではありませんが。


やはり、自分は『ギャラリーフェイク』の影響を受けているなぁ、と思うのが、こういう美術品が出てくるような本をついつい手にとってしまう時です。
私の興味を惹くには、「アート×ミステリィ」というキーワードを出せば間違いない、というくらい。
アートミステリィでいえば、高橋克彦氏なんかも面白いです。
ゴッホ殺人事件』は良かった。

*1:私の中の「読んだあと壁に投げつけたくなる本ランキング」堂々の第1位