2006-01-01から1年間の記事一覧

『溺れる人魚』

ご存じ、島田荘司氏の比較的新しい作品。 彼は、今年、妙に精力的に作品を発表していますね。 デビュー○周年とかでしたっけ?←無関心w 島田荘司氏の作品は、最近の物は最近を舞台に書いているため、御手洗さんは外国にいます。 こういう、御手洗さんと石岡…

 『北斎殺人事件』

『写楽殺人事件』に次ぐ、浮世絵シリーズ←と勝手に決めて良いのか? 今度は、北斎の正体に迫ります。 高橋克彦氏はアートミステリィを書かせたら上手いすなぁ、上手いすよぅ。 私は美術には疎いのでよく分からないのですが、写楽の正体が○○だとか、北斎の正…

『びっくり館の殺人』

ご存じ、綾辻行人氏の館シリーズ最新刊にして、子どものためのミステリーランドのうちの1冊でございます。 ミステリーランドは、装丁が豪華なので、自分では買えませんが、図書館で借りてはやみねかおる氏の作品と高田崇史氏の作品は読みました。 内容の是…

 『親不孝通りディテクティブ』

北森鴻さんの作品。 博多を舞台にした、ハードボイルドです。 彼の作品は、食べ物が美味しそうだから好きです←そればっかり。博多弁って、面白いですね。

 『天の岩屋戸の研究』

田中啓文氏の民俗学SF(としか私には思えない)。 市立田中喜八学園の民俗学研究会の学生達が、学校の近くにある常世の森の謎に立ち向かう、みたいな感じのストーリィだと思うのですが。 私がこの本を読むのは、たぶん食べ物が美味しそうだからです。一応…

『フラッタ・リンツ・ライフ』

私の敬愛する作家、といっても過言ではないかも知れない、森博嗣さんの作品。 実はこの本、9月の末に予約していて、そのときの予約順位が3位くらいだったのに、なかなか本が回ってこなくて、もう読めないかも知れない、と半ば諦めかけていたのです。 とこ…

 『龍臥亭幻想(上)(下)』

「御手洗潔と吉敷竹史の競演」に惹かれて借りてしまいました。 島田荘司氏の作品です。 『龍臥亭事件』から8年後、また「龍臥亭」で事件が起きるらしいです。 前の作品は、一応よんだものの、大筋はほとんど忘れていますが(爆) とりあえず、読み進んでい…

『カンニング少女』

黒田研二氏作。 ミステリィではないものの、カンニングを題材にした、青春ストーリーです。 高校3年生である主人公の少女は、姉の死の謎を解くため、突如として自分の学力より遙かに偏差値の高い大学を目指すことになりました。 もちろん、正攻法で勉強して…

『写楽殺人事件』

アートミステリィを得意とする、高橋克彦氏の作品。 彼については、大学の図書館でたまたま『ゴッホ殺人事件』を読んで、それがなかなかに面白く、それ以来注目していた作家さんです。 この本の他にも、『春信殺人事件』も読みました。 感想を一言でいうと、…

『探偵は今夜も憂鬱』

樋口有介氏による草平ちゃんシリーズ第3弾。 前2作が長編だったのに対し、今度は短編集(といっても中編くらいの長さか?)。 相変わらず、草平ちゃんはハードボイルドで、キザで、女性に惚れっぽい。 以上。

住基ネットで違憲判決を出した裁判官が自殺……?

今日、新聞各社に、こんな記事が出ていますね。 大阪高裁判事が自殺、3日前に住基ネット違憲判決 3日午前9時5分ごろ、大阪高裁部総括判事の竹中省吾裁判官(64)が兵庫県宝塚市山本台の自宅2階の書斎で、首をつっているのを妻(59)が見つけ、11…

『ミッキーマウスの憂鬱』

松岡圭祐氏の作品。 彼といえば、何はともあれ「催眠シリーズ」と「千里眼シリーズ」です。 私も、これらは面白く拝読させていただいておりますが。 この作品は、ノンシリーズで、しかも舞台がディズニーランド! そうです。 夢の王国ですよ、奥さん!! 主…

 『QED 神器封殺』

高田崇史氏の「QEDシリーズ」。 前作「熊野の残照」に引き続き、和歌山を舞台に、今度は三種の神器についての深〜い考察が繰り広げられます。 この作品には、一部に熱烈なファンがいるという御名形史紋くんが登場する、というので、かなり期待して読んで…

 『ねこのばば』

『しゃばけ』『ぬしさまへ』に続く、病弱な若旦那と妖怪たちが出てくるシリーズ第3弾です。 このシリーズを読み始めた時は、まだ理性が残っていたので、現在でも何とか文庫本で揃えています。 ハードカヴァでは、もう5冊目くらいが出ているはず。 このシリ…

『幻影のペルセポネ』

黒田研二氏の作品。 彼の日記はたまに読むのですが、日記の強烈なキャラから、この人は一体どんなぶっ飛んだ本を書いているのだろう?と、楽しく想像していたのですが……。 めちゃめちゃまともでビックリしました。 同じ人間が書いているのが信じられない、と…

 『孔雀狂想曲』

北森鴻氏による、アートミステリィ。 幾つかシリーズがあるのですが、これは雅蘭堂という古道具屋を舞台にしたものです。 ちなみに、彼のシリーズは、けっこうな頻度でシンクロしていて、このシリーズの主人公である越名氏が「冬狐堂」シリーズに登場したり…

 『初恋よ、さよならのキスをしよう』

樋口有介氏による、柚木草平シリーズ第2弾。 私の頭が慣れてきたせいか、前作よりはスムーズに読むことができました。 草平氏、相変わらず美女に囲まれていますw このシリーズの醍醐味は、草平氏が美女に吐くキザな台詞だと看破いたしました。 そういう視…

 『天才たちの値段』

ブックマークに入れている、「なまもの!」というサイトの管理人、大矢博子さんが大絶賛されていたので、読んでみました。 オール讀物推理小説新人賞を受賞された方の、初の単行本なのだとか。 ちなみに、内容は私の大好きなアートミステリィです。 内容につ…

 『ディプロドトンティア・マクロプス』

我孫子武丸氏の作品。 彼の作品の中には、本格ミステリィとコメディが見事に融合しているものが多くて、個人的に非常に尊敬している。 この作品も、例に漏れず。 最後の方なんて(ネタバレになるので詳しくは書けないが)、ほとんどお笑いなのでは?「人形」…

『Puzzler』

西澤保彦氏の、本格ミステリ短編集です。 何故か、「はまぞう」で検索しても見つからず。 一部のミステリマニアの間では、かなり評判が高かった作品なのですが……。 一般的には、受け入れられなかったのか? 実際に読んでみると、確かにちょっと物足りないよ…

 『彼女はたぶん魔法を使う』

樋口有介氏のハードボイルドミステリィです。 私は基本的にハードボイルドは好きではない*1のですが、この本は、出てくるのが美女ばかりで、主人公であり探偵の柚木草平(38歳、元刑事、子持ち)がモテまくる、という噂を聞いたので、思わず手にとってしま…

 潜入!市長応接室!!

今日は、某H市職員の方を講師に迎えての、特別研修とやらを受けてきました。 午後の1時半から3時半まで。 1日の中で、朝を除いて一番眠い時間帯なのに、全く眠らなかった自分を誉めてあげたいです。 その後、エクストラステージとして、1時間ほど講師の…

 『航路』

コニー・ウィリスさんのSFです。 彼女の作品は、今まで『犬は勘定に入れません』と『ドゥームズデイブック』しか読んだことがないのですが、とにかくはずれがないです。 上記2作品は、近未来のケンブリッジ大学史学部を舞台にした、タイムスリップSFミ…

『狐罠』

引き続き、『旗師 冬狐堂』シリーズ。 とは言っても、これがこのシリーズ初めての作品なはずなので、時系列的には、かなり過去らしい。 何故か、短編集と2作目の長編である『狐闇』は読んでいて、これを読んでいなかったのです。 理由は、謎。 それはさてお…

 『瑠璃の契り』

北森鴻さんの「旗師冬狐堂」シリーズです。 基本的にアートミステリィには目がないので、このシリーズは読むのが楽しくて仕方がありません。 その点、『ダ・ヴィンチ・コード』は酷かった……。 あれは立派な壁本ですね。自分の中のランキングでは2位か3位く…

 『QED 熊野の残照』

再びQEDに舞い戻った私です。 図書館で借りて一気読みしているので、あまり気が付いていませんでしたが、気が付けば、だいぶ最新刊に近づいている模様。 諸行無常の香りがいたします。 この本は、鎌倉と同じく「ventus」と付いているので、基本的には旅で…

エラリークイーン占い

エラリークイーン占いなるものをやってみた。 実は私、エラリークイーンファンなのだ。高校生のうちに、国名シリーズを読破しちゃったりしているのである。 エラリークイーンか、せめてリチャード警視かヴェリー部長あたりだったらいいなぁ。と思っていたら……

 『てるてるあした』

なごみたくなって、加納朋子さんに手を伸ばしてみました。 たぶん、小説を読み続ける事に疲れたのだと思います。 最近、仕事も忙しいし。

特命係長復活!

「特命係長 只野仁」が復活するらしいですね。 「特命係長 只野仁」深夜枠で復活 俳優・高橋克典(41)のハマリ役、テレビ朝日・ABC系ドラマ「特命係長 只野仁」が来年1月から金曜ナイトドラマ枠に復帰することが5日、分かった。同ドラマは03年と0…

 『支那そば館の謎』

北森鴻氏の作品です。 彼の作品との出逢いは、『連丈那智フィールドファイル』という、民俗学とミステリィとを組み合わせたシリーズのある短編を、たまたま某アンソロジーで読んで、非常に面白くて、慌てて単行本を探して読んだ、といったような感じでした。…