2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 『ねこのばば』

『しゃばけ』『ぬしさまへ』に続く、病弱な若旦那と妖怪たちが出てくるシリーズ第3弾です。 このシリーズを読み始めた時は、まだ理性が残っていたので、現在でも何とか文庫本で揃えています。 ハードカヴァでは、もう5冊目くらいが出ているはず。 このシリ…

『幻影のペルセポネ』

黒田研二氏の作品。 彼の日記はたまに読むのですが、日記の強烈なキャラから、この人は一体どんなぶっ飛んだ本を書いているのだろう?と、楽しく想像していたのですが……。 めちゃめちゃまともでビックリしました。 同じ人間が書いているのが信じられない、と…

 『孔雀狂想曲』

北森鴻氏による、アートミステリィ。 幾つかシリーズがあるのですが、これは雅蘭堂という古道具屋を舞台にしたものです。 ちなみに、彼のシリーズは、けっこうな頻度でシンクロしていて、このシリーズの主人公である越名氏が「冬狐堂」シリーズに登場したり…

 『初恋よ、さよならのキスをしよう』

樋口有介氏による、柚木草平シリーズ第2弾。 私の頭が慣れてきたせいか、前作よりはスムーズに読むことができました。 草平氏、相変わらず美女に囲まれていますw このシリーズの醍醐味は、草平氏が美女に吐くキザな台詞だと看破いたしました。 そういう視…

 『天才たちの値段』

ブックマークに入れている、「なまもの!」というサイトの管理人、大矢博子さんが大絶賛されていたので、読んでみました。 オール讀物推理小説新人賞を受賞された方の、初の単行本なのだとか。 ちなみに、内容は私の大好きなアートミステリィです。 内容につ…

 『ディプロドトンティア・マクロプス』

我孫子武丸氏の作品。 彼の作品の中には、本格ミステリィとコメディが見事に融合しているものが多くて、個人的に非常に尊敬している。 この作品も、例に漏れず。 最後の方なんて(ネタバレになるので詳しくは書けないが)、ほとんどお笑いなのでは?「人形」…

『Puzzler』

西澤保彦氏の、本格ミステリ短編集です。 何故か、「はまぞう」で検索しても見つからず。 一部のミステリマニアの間では、かなり評判が高かった作品なのですが……。 一般的には、受け入れられなかったのか? 実際に読んでみると、確かにちょっと物足りないよ…

 『彼女はたぶん魔法を使う』

樋口有介氏のハードボイルドミステリィです。 私は基本的にハードボイルドは好きではない*1のですが、この本は、出てくるのが美女ばかりで、主人公であり探偵の柚木草平(38歳、元刑事、子持ち)がモテまくる、という噂を聞いたので、思わず手にとってしま…

 潜入!市長応接室!!

今日は、某H市職員の方を講師に迎えての、特別研修とやらを受けてきました。 午後の1時半から3時半まで。 1日の中で、朝を除いて一番眠い時間帯なのに、全く眠らなかった自分を誉めてあげたいです。 その後、エクストラステージとして、1時間ほど講師の…

 『航路』

コニー・ウィリスさんのSFです。 彼女の作品は、今まで『犬は勘定に入れません』と『ドゥームズデイブック』しか読んだことがないのですが、とにかくはずれがないです。 上記2作品は、近未来のケンブリッジ大学史学部を舞台にした、タイムスリップSFミ…

『狐罠』

引き続き、『旗師 冬狐堂』シリーズ。 とは言っても、これがこのシリーズ初めての作品なはずなので、時系列的には、かなり過去らしい。 何故か、短編集と2作目の長編である『狐闇』は読んでいて、これを読んでいなかったのです。 理由は、謎。 それはさてお…

 『瑠璃の契り』

北森鴻さんの「旗師冬狐堂」シリーズです。 基本的にアートミステリィには目がないので、このシリーズは読むのが楽しくて仕方がありません。 その点、『ダ・ヴィンチ・コード』は酷かった……。 あれは立派な壁本ですね。自分の中のランキングでは2位か3位く…

 『QED 熊野の残照』

再びQEDに舞い戻った私です。 図書館で借りて一気読みしているので、あまり気が付いていませんでしたが、気が付けば、だいぶ最新刊に近づいている模様。 諸行無常の香りがいたします。 この本は、鎌倉と同じく「ventus」と付いているので、基本的には旅で…

エラリークイーン占い

エラリークイーン占いなるものをやってみた。 実は私、エラリークイーンファンなのだ。高校生のうちに、国名シリーズを読破しちゃったりしているのである。 エラリークイーンか、せめてリチャード警視かヴェリー部長あたりだったらいいなぁ。と思っていたら……

 『てるてるあした』

なごみたくなって、加納朋子さんに手を伸ばしてみました。 たぶん、小説を読み続ける事に疲れたのだと思います。 最近、仕事も忙しいし。

特命係長復活!

「特命係長 只野仁」が復活するらしいですね。 「特命係長 只野仁」深夜枠で復活 俳優・高橋克典(41)のハマリ役、テレビ朝日・ABC系ドラマ「特命係長 只野仁」が来年1月から金曜ナイトドラマ枠に復帰することが5日、分かった。同ドラマは03年と0…

 『支那そば館の謎』

北森鴻氏の作品です。 彼の作品との出逢いは、『連丈那智フィールドファイル』という、民俗学とミステリィとを組み合わせたシリーズのある短編を、たまたま某アンソロジーで読んで、非常に面白くて、慌てて単行本を探して読んだ、といったような感じでした。…

『豆腐小僧双六道中ふりだし』

例規の改正はひと段落。 久しぶりに頭脳労働をして、頭が疲れました。 そこで、思いっきりくだらない本を読みたいな、と思い、この本を手に取った次第です。 京極さんの場合、京極堂シリーズはシリアスだけれども、シリーズをはずれると、意外とくだらない(…