北森鴻氏による、アートミステリィ。
幾つかシリーズがあるのですが、これは雅蘭堂という古道具屋を舞台にしたものです。
ちなみに、彼のシリーズは、けっこうな頻度でシンクロしていて、このシリーズの主人公である越名氏が「冬狐堂」シリーズに登場したり、『花の下にて春死なむ』や『桜宵』に出てくる「香菜里屋」というビアバーが「蓮丈那智フィールドファイル」に登場したりするのです。
伊坂幸太郎作品と同じで、シンクロを探すのが密かな楽しみだったり。
前に読んだ『天才たちの値段』とこの本のおかげで、久しぶりにアート熱に火がついた模様。
すっかり、『ギャラリーフェイク*1』読み返しモードになっています。