『先生と僕』

先生と僕

先生と僕

風邪を引いて具合が悪いので、ほんわかしたいと思い、坂木司さんをチョイス。
もの凄く怖がりで推理小説が読めないのに、大学入学と同時に推理小説研究会に入ってしまった伊藤二葉・18歳と、彼の推理小説の先生(?)にしてアイドル顔負けの美少年・隼人君(実はけっこう腹黒)が、ちょっとした日常の謎を解き明かします。

プロフィールからいって、普通は家庭教師である二葉=先生で隼人君=生徒と思ってしまいますが、実質的には逆になっているところがミソでしょうか。

思った通り、ほのぼのとした良い感じの連作短編集でした。

坂木司さん、意外とハズレがありません。