『邪馬台国はどこですか?』『新・世界の七不思議』

邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)

新・世界の七不思議 (創元推理文庫)

鯨統一郎氏のデビュー作と、その姉妹編だそうです。
この本達は、「なまもの!」という私が本を選ぶ際のバイブルとなっているサイトで紹介されていて、1年くらい前に読みたい!と思って探したが、見つからず、そのまま忘れていた……という本だったりします。
今回、都会に出たついでに某大型書店に立ち寄り、たまたま見つけたので、衝動買いした次第。


はっきり言って、面白いです。
たぶん、学会には間違っても出せないような珍説・奇説なのでしょうが、読めば世界観がひっくり返ります。
高田崇史さんの、陰陽師を扱った『QED 式の密室』を読んだときにも、世界の裏表がひっくり返るような気分になりましたが、それと同じくらいの衝撃を(少なくとも私は)受けました。
キリストについてのくだりなんて、『ダ・ヴィンチ・コード』なんかよりも、よっぽど説得力がありましたとも。