『はじまりの島』

はじまりの島 (創元推理文庫)

柳広司氏の作品。
彼の作品は、3冊目か4冊目くらいでしょうか。
読みやすいし、一定のレベルが保証されている、と分かったので、ついつい読んでしまいます。


この本は、若き日のダーウィンが、『進化論』を発見することとなったビーグル号での航海中に、ガラパゴス諸島で遭遇した殺人事件について描かれています。
どうでもいいですが、私はずっとガラパゴス諸島がアフリカの東にあると思っていました。
なのに、この本でひたすら「ビーグル号で南アメリカの方に行った」と書かれているので、一体何故だ?と不思議に思っていたのですが、良く考えたら、私がガラパゴス諸島だと思っていたのは、マダガスカル島でした……。
全然違うじゃん(-_-;)

殺人事件の内容もさることながら、ビーグル号の乗組員の人柄とか、ガラパゴス諸島にいる不思議な生物たちの描写が素晴らしいです。
イグアナやゾウガメを食べるのは、どうかと思いますが。
私もガラパゴス諸島に行って、ゾウガメの甲羅に乗ってみたくなりました。