『北京原人の日』

北京原人の日

鯨統一郎さん強化月間。
この本は、私が本選びの時に参考にしている某サイトの書評でお薦めマークが付いていたので、読んでみました。
例によって、登場人物のキャラはどうかと思いますが、この作品については、ストーリィが面白い。
物語は、雑誌カメラマンが銀座四丁目の交差点から人が降ってくる所を目撃したことから始まるのですが、そこから北京原人の消えた化石の謎と太平洋戦争の謎と国鉄総裁の轢死事件の謎まで結びつけるのですから、凄い。
最終的には、きちんと新解釈も構築していて、本当に鯨統一郎さんは良くやるなぁ、と感心することしきりでした。

この本はお薦めです。