『華胥の幽夢』

華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)

華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)

はい、またしても十二国記でございます。
7作目です。
色々な国が出てくる短編集になります。
個人的には、『風の海 迷宮の岸』に出てきた泰麒のその後と、『月の影 影の海』に出てきた陽子と彼女の友人楽俊のその後が読めて、とても嬉しかったです。

収録作品は、以下のとおり。
・冬栄→泰麒が南の漣国に行くお話。
・乗月→芳が舞台。峯王を討ち取った後の諸侯のお話。
・書簡→雁・慶が舞台。陽子が景王となった後の楽俊と陽子とのやり取り。
・華胥→才が舞台。傾きかけた才で、王が位を降りるまでのお話。
・帰山→柳・奏が舞台。利広(「図南の翼」に登場)が柳の様子を偵察に行くお話。