『悪魔の涙』

悪魔の涙 (文春文庫)

悪魔の涙 (文春文庫)

ジェフリー・ディーヴァーさんの作品。
ボーン・コレクター』のリンカーン・ライムシリーズではなく、筆跡鑑定人のパーカー・キンケイドが主人公です。これも、シリーズになっているはず。


晦日のワシントンDCを襲った無差別殺人を追う捜査側と犯人との攻防を追う、ディーヴァーお得意のパターンです。
捜査側の視点と犯人側の視点が両方書かれている点もまたしかり。
これが1日の間に起こった出来事だとしたら、こんなに長い1日は嫌だ、と思うくらい密度の濃い内容でした。
あっさり犯人が捕まったと思ったら、どんでん返しがあったりして*1、とても面白く読めました。


現在リンカーン・ライムシリーズの最新作『ウォッチ・メイカー』を図書館で予約待ちしているのですが、早く読みたくなりました。→でもハードカヴァは買いません。

*1:残りのページ数からしてまだひと山あると思ったらその通りだった