『書店はタイムマシーン 桜庭一樹読書日記』

書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記

書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記

2007年3月から2008年2月までの桜庭さんの読書生活を綴った、読書日記の続きです。
赤朽葉家の伝説』が日本推理作家協会賞を受賞したり、『私の男』直木賞を受賞したりと、かなり大きなイベントが多かった時期だったようです。
それでも、彼女はひたすら本を読みます。
今回は特に、英米の翻訳小説が多かったような……。
私も密かに読みたい、と思っていたジーヴズシリーズ*1を彼女も読んでいて、少しだけテンションが上がりました。
あと、「読んでも読んでも終わらない」と評判の小説*2が出てくるのですが、読書魔の桜庭さんが読んでも足かけ3日くらい掛かっていて、俄然興味を引かれてしまいました。
完璧に、怖い物見たさですが。
読んでも読んでも終わらないなんて、本読み人にしたら、大変な恐怖ですよw


最近、桜庭さんの読書日記を読んで、翻訳小説を読まないのは人生損してるかも……と思うようになりました。
特に、南米文学とか*3
何故か、純文と呼ばれる類のものにはアレルギーがあるのですが、少し頑張ってみるか!
というわけで、今年の課題図書はガルシア・マルケスの『百年の孤独』とサマセット・モームの『月と六ペンス』にいたします。
ちなみに、去年の課題図書は古川日出男の『アラビアの夜の種族』で、クリア済。
あと、古典SFにも手を出したいところですね。
とりあえず、アシモフの『はだかの太陽』の続編は読みたいなぁ。
あと、ハインライン
夏への扉』がとっても面白かったので。

*1:イギリス・ヴィクトリア朝を舞台に、おかしな服装を好む貴族の若旦那が事件に巻き込まれ、それを執事のジーヴズが解決するユーモア小説。主人の変な服は、事件解決のご褒美としてジーヴズに取り上げられてしまうらしい。執事いいよ執事。

*2:ジョン・アーヴィングの『また会う日まで』という本。上下巻に分けてなお分厚いらしい。

*3:人の名前が難しいし、幻想的だし、難解な思想は出てくるし、という偏見がある。