『神様のパラドックス』『僕たちの終末』

神様のパラドックス

僕たちの終末

『神様のパラドックス』は、量子コンピュータで神様を作ってしまおうという、『神様のパズル』のスピンオフ的要素のある作品でした。
『僕達の終末』は、太陽暴風により近いうちに地球は人類が住めなくなるので、宇宙船を造って近くの恒星系に移住してしまおう、という作品でした。
どちらも、絶対に作れなさそうなモノ作りに挑戦する人々が描かれていて、超文系の私には良くわからない理論＆単語が満載で、読み始めはなかなか物語に入っていけませんでしたが、最後にはすっかり夢中になれる面白さでした。

特に『僕たちの終末』はかなり良かったです。
みんなで力を合わせて宇宙船を作るという、一見不可能に見える課題に挑戦する人々の姿に感動し、いざ宇宙船が出来たとなると、自分を優先的に乗せろと言ってくるVIP達の自分勝手な姿に怒りを覚え、みたいな。

こういう、夢のある話は大好きです。
たまにはＳＦを読むのもいいですね。