『ソウル・コレクター』

ソウル・コレクター

ジェフリー・ディーヴァーによるリンカーン・ライムシリーズ最新作です。
今回の対決相手は、情報と証拠物件を操り、他人に罪をかぶせる連続殺人犯。
そして、何と、ライムの従兄弟がそのターゲットにされ、逮捕されてしまうのです。
従兄弟を拘置所から救出すべく、調査に乗り出したライムのチーム。
その行く手に立ちはだかったのは、あらゆるアメリカ市民の個人情報を集積して企業のマーケティング等に役立つ情報を提供する、ある大企業でした。

何というか、情報化社会とインターネットの恐ろしさを感じさせる作品でした。
実際にこんなことにはなっていないと思いたいですが、他人にあそこまで個人情報を把握されていたら、本当に怖い……。
そのうち、こういうタイプの犯罪が出てくるんだろうなぁ、といった感じでした。