『大奥(1)〜(6)』
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/09/29
- メディア: コミック
- 購入: 8人 クリック: 272回
- この商品を含むブログ (793件) を見る
映画がもうすぐ公開される、ということで最近話題になっていますが、気になったので読んでみました。
いやぁ、深い。
至る所にドラマ版の「大奥」が透けて見えるのがまた面白くて*1、一気に最新刊まで読み切ってしまいました。
歴史上のあんな出来事やこんな出来事も、男女を入れ替えるだけでこういう解釈になるのか、というのがなかなか新鮮ですね。
高田崇史さんが、よく著作で登場人物に語らせている台詞で「歴史は勝者の都合の良いように書かれて残される(思いっきりうろ覚えの意訳ですが)」というのがあって、その言葉を頭の片隅に置いて読むと、少し違う世界が見えてくるような気がしました。
私達が今習っている歴史では、江戸時代の将軍・大名等、歴史に名前を残している人々は全員男だとされていますが、実は男名を名乗る女性だったとしたら……。
想像するだけで、面白いとは思いませんか。
*1:私の江戸時代・多くに関する知識は全てドラマに頼っている、といっても過言ではない。そのドラマもきちんと見たわけではないというのがガンですが……