『うまや怪談 神田紅梅亭寄席物帳』
- 作者: 愛川晶
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2009/10/21
- メディア: 単行本
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シリーズ第3弾にして、今回は怪談話!
いわゆる落語ミステリーというやつです。
とはいっても、人が殺される訳ではなく、どちらかというと、日常の謎系。
このシリーズ、何が凄いというと、必ず既存の噺の新解釈や、新作落語が出てくるところですね。
同じ落語ミステリ(?)といえば、田中啓文さんの「ハナシが○○!」シリーズがあります。それぞれ良いところがありますが、ミステリ的には、断然こちらの方が秀逸かと思われます。
登場人物はみんなある程度しっかりした人だし(笑)
今回は特に、表題作にもなった「厩火事」の下が非常に面白かったです。
実際にプロの落語家さんがやるのを聞いてみたくなりました。
裁判日和……?
就職してから初めて、仕事絡みで裁判傍聴に行ってきました。
お目当ては1件だけだったのだが、思ったよりも早めに裁判所に着いたので、先にやる判決2本を聞くことに。
すると、驚き桃の木20世紀!(古いか……)
1件目の判決では、仕事絡みで知っている名前が。
どうやら、マル暴絡みでウンタラカンタラという事件だったのだが、私も関わった人が騙されて利用されていたっぽい。
何だか、いかにも利用されそうな顔してたしな。
そして2件目の判決。
何と、被告がお客さんのうちの1人だったのです!!
しかも、私の斜め前に座っている同僚の担当。
後で同僚に確認したら、逮捕されたことは全く知らなかった様子。
普通、警察に捕まった時点で照会が来るはずなのだが、それもなかったらしい。
もちろん、連絡しなかったことで本人を責めることも出来ず。
何しろ、逮捕されてからずっと身柄を拘束されていたので。
というわけで、初めての裁判傍聴は、かなり実りの多いものになったのでした。
そういえば。
裁判員裁判が始まってから初めて裁判傍聴に行ったので、裁判員裁判以外の法廷でも少しは改善があるかと思ったら、全然変わらなくて拍子抜けでした。
以前と同じく、検察も弁護人もぼそぼそと分かりづらい単語を交えて話すのみ。
私も、刑訴法の知識と以前の傍聴経験がなかったら、その場で何が起きているのか理解出来なかったに違いない。
変わらないことを喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか……。
『愛しの座敷わらし』
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/04/04
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田舎への引っ越しをきっかけに、バラバラだった家族の再生を描くヒューマンストーリーです。
座敷わらしがとってもキュートで、古民家と田舎独特の濃い人間関係も、魅力的に見えました。
お隣のおばあちゃん、かなり良いキャラしてます。
荻原浩さんの作品は、読むとホッとするお話が多い気がします。
彼なら、超荒んでいる私の仕事も感動のヒューマンストーリーに書いてくれるのだろうか……。
『QED 出雲神伝説』
- 作者: 高田崇史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/10/22
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QEDシリーズ。
出雲が舞台ですが、出雲は島根県だけとは限らない、というお話でした(?)
相変わらず、殺人事件は余計な感じですね。
そして、最近は首を切られる殺され方の人が多いような……気のせいでしょうか?
このシリーズを読むと、いつも、日本には我々の知らない歴史が隠れている、ということを実感します。
日本……恐ろしい国!!
『君を想いて』
- 作者: ジル・チャーチル,戸田早紀
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/03/11
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ジル・チャーチルさんのシリーズ物では、断然グレイス・アンド・フェイヴァーシリーズの方が好きだったりします。
……主人公が若いから?
けいおん!そして、はちゅねみく。
この前、何となくニュースを見ていたら、京都府が国勢調査のキャラクタに「けいおん!!」を採用した、という記事を発見。
一人暮らしの若者が多い(注1)京都府では、調査票提出率アップ(注2)を図るための独自の取組として、住宅関連事業者・大学への協力要請や、若者に人気の高い京都発アニメ「けいおん!!」(注3)をイメージキャラクターに採用し、国勢調査への参加をPRしていきます。
〜京都府のサイトより〜
http://www.pref.kyoto.jp/news/press/2010/7/1279759008346.html
あ〜あ、やっちまったな……。
これで、限定グッズとか配るとしたら、京都府への転入者が増加するのだろうか?といった話を、ひとしきり同僚としてしまったのでした。
とりあえず、けいおん!大好きな職場の同僚は京都府に転居指導ですね。
我が自治体も、これくらい弾ければ面白いのに。
それにしても、真面目な文脈で「けいおん!!」を連発されたら、非常に違和感がある……。
これ、担当者がけいおん厨だったりするのだろうか?
そのほか、鳥取県米子市のヨネギーズ×はちゅねみくも、非常に気になるところ。
http://www.yonago-city.jp/yonegees/topics/yonegees20100806.htm
目に優しそうなグリーンを貴重とした壁紙を配布していたので、思わず職場のパソコンのデスクトップに設定してしまいました。
鳥取県も米子市も全然関係ないのにw
カワイイは正義なのです。
ちなみに、今のところ誰にも突っ込まれていません。
『ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4』
- 作者: 田中啓文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/02
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もう、謎とか全然関係ないけれど、面白いものは面白い。
このシリーズを読むたびに、落語を生で聞いてみたくなります。