『笑う怪獣』

笑う怪獣 ミステリ劇場 (新潮文庫)

引き続き、西澤保彦氏。
今度は、どこに行っても怪獣やら宇宙人やら怪物やらに遭遇してしまう、不幸な男性3人組のお話です。
はっきり言って、かなりばかばかしい内容かと思いますが……。
実はこの本の中に入っている、「怪獣は密室に踊る」という作品が、たぶん私が西澤保彦さんの本を読み始めたきっかけなんですよ。
『大密室』という、アンソロジーに入っていたんですけどね。
今から考えると、『大密室』というアンソロジーは、他にも北森鴻さんとか、恩田陸さんとか、貫井徳郎さんとかを読み始めるきっかけになった訳で……ほんと、偶然大学の図書館でこの本を手にとって良かった、と思います。

で、怪獣の内容ですが……。
田中啓文さんの『蹴りたい田中』を読むような心構えで読むと、たぶん大丈夫かと思います。
シロクマ宇宙人可愛いです。