不適切な経理処理310億円、税金無駄遣い260億円・会計検査院

日本経済新聞で見つけました。
記事は以下のとおり。

会計検査院は9日、中央省庁や政府関係機関を対象にした2006年度の決算検査報告書を福田康夫首相に提出した。経理処理が不適切などと指摘したのは451件で総額約310億円。税金の無駄遣いなど支出面が約260億円、税金の徴収漏れなど収入面が約50億円だった。

 報告書の掲載基準が現行と同じになった1978年度以降では、05年度の473件に次いで2番目に多い指摘件数だった。指摘額では過去7番目。

 検査院が全国の省庁や出先機関など約3万2600カ所のうち約2700カ所を調べた。省庁別では厚生労働省がワースト1位の約62億円(186件)。農林水産省の約37億円、国土交通省の約25億円と続いた。

 政府が見直しを進める各府省の随意契約は計8万件、総額1兆3000億円に上った。金額では契約全体の6割以上を占め、検査院は公正性、競争性、透明性を確保するよう見直しを迫った。(12:11)

こっちは来年度の予算編成で「あと数十万円足りない!どこを削れというんだ?」とおたおたしているというのに、中央省庁が260億円も無駄遣いしていたとは、呆れてものも言えませんね。
それだけ無駄遣いする余裕があるなら、もっと地方に予算を回せ!
もしくは、国債の償還に充てろ!!
しかも、税金の徴収漏れまで50億円もあるとは。
そもそも、税金の仕組みが分かりづらいからこういう事態になるんだ、と思うのは私だけでしょうか?
そして、その分かりづらい税金の制度を作ったのは……?

なにげに、指摘金額が大きかったのが厚生労働省農林水産省国土交通省、と見事に問題が多い&利権が絡みやすい省、というのも、なかなか興味深いです。
族議員も多そう。
私は詳しい事情は分からないですが、やはり、古い体質のなせる技でしょうか?