『眠れぬイブのために』

眠れぬイヴのために〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

眠れぬイヴのために〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

例によって図書館で借りて読みました。
ジェフリー・ディーヴァーさんの作品です。
本作は、私が最近気に入っている「リンカーン・ライム」シリーズよりも前に書かれたようで、そのせいか、作品の印象が全体的に若かったです。
内容としては、嵐の夜、ある殺人事件の犯人として精神病院に収容された男が、病院を脱走します。
当初、男の目的は、裁判で自分の有罪を証言した女性に復讐するためだと思われたのですが、どうも様子がおかしい。
他にも、女性の夫や元警察官の賞金稼ぎ、男の主治医など、様々な人間を巻き込んで物語は進んでいきます。
最終的に見えてきたのは、思いもよらない事件の真相だった……みたいな感じです。

最初はちょっと取っつきづらくて時間がかかったのと、事件の真相がありがちといえばありがちでしたが、さすが
ジェフリー・ディーヴァー
楽しく読めました。