『本棚探偵の回想』

本棚探偵の回想 (双葉文庫)

本棚探偵の回想 (双葉文庫)

数日前、文庫化されていた事を知りました。
前作『本棚探偵の冒険asin:4575712906』を読んで面白かったので、この本も是非とも読みたかったのですが、どうせ近所の本屋には置いていないだろうから、amazonで注文しなきゃ、と思っていたのですが……。
ダメもとで近所の本屋を見たら、奇跡的に置いてあったので、速攻でゲットしました。

で、読んだのですが。
相変わらず、面白い!
この本の著者の喜国雅彦氏は、本業は漫画家です。『日本一の男の魂』とか描いています。あと、ミステリーの挿絵も描いています。
彼は漫画家の他に、古本のコレクタという顔も持っていて、かなりの蔵書家です。
自分で本棚を作ったり、漫画家としてのスキルを使って自分で本の函を作ったり豆本を作ったり*1されています。
そんな喜国氏ですが、今回は、神保町*2の古本屋を1件ずつ訪問して必ず1冊ずつ本を買ったり、電車に乗って各駅で降りて必ず本を買ったり、自分で探偵小説のトレーディングカードを作ったり、「女の足」をテーマに自分でアンソロジーを編んだり、古本屋で見つけた自費出版推理小説(?)に突っ込みを入れたりしています。
とにかく、面白いです。
本好き、古本好き、推理小説好きの人にはもれなくお勧めです。

*1:それらのエピソードは『本棚探偵の冒険』に収録

*2:古本屋が沢山!