ゆるふわ愛され推理小説のすすめ

某官僚系ブログ様を見ていて、妙な電波を受信したので、こんな変なものを書いてしまいました(爆)


元ネタ:ちょwwwwwスイーツ(笑)雑誌の特集に吹いた


○小悪魔的な名探偵で、男の子を誘惑する10の方法を大特集!

1.お酒の席で、読者への挑戦状*1をゆっくりと男の子の灰色の脳細胞*2に突きつけちゃえ!


2.ダイイング・メッセージをさりげなく現場に残しちゃえ!
男の子が「ひゃっふ!」って言ったら、強引に警察に突き出しちゃおう!!*3


3.男の子と嵐の孤島*4で二人きりになったら、「○○君って殺人鬼っぽくて可愛いよね」って言って連続殺人事件の真相をずばっと暴いてしまおう!
「あうっ!」となって、男の子は自然と自首したい気分になっちゃう。


4.男の子にトラベルミステリ*5の読ませすぎは注意!アリバイトリックが、ふにゃふにゃになってしまうから。
程よい量だったら問題なし。むしろ、崩しようのない完璧なアリバイトリックを作ってくれちゃうかも(笑)


5.彼氏が中々自白してくれない貴方は、叙述トリック*6にチャレンジしてみよう。
部屋の中で二人きりの時に、すっと立ち上がって『アクロイド殺し*7』のページをゆっくりめくりあげれば、彼氏はその瞬間に××*8に(照)


6.告白は少しだけ本格っぽくいってみよう!
たとえば、メールの最後に「今日は○○君のためにノックスの十戒*9を用意して待ってます」とか。これで、彼氏は貴方の本格ぶりにドキドキ!


7.満員電車で2人きりになったら、さりげなく衆人環視下の不可能犯罪*10にチャレンジしよう。その時に「目撃者が多いから」って照れた顔すれば、バッチグー!


8.雪の日は、わざと離れに籠もっちゃえ。
そして、ナッシング足跡で雪の密室*11が完成しちゃえば、勝ったも同然!
男の子は、残っているはずの足跡がなくて1日中貴方にドキドキしまくり!


9.ここまで、さりげなくやっても落ちない男には、真っ正面からぶつかるしかない!
事件の始まりに振り向きざまに「○○、倒叙しよ!*12」これで男は撃沈!


10.1〜9をやっても落ちない男は、無実、心神喪失、そもそも人間ではない可能性があります。注意しましょう。可能ならば推理し直しましょう。


素晴らしき先行エントリの皆様は、「経済学」とか「法律学」とか「社会学」とか「官僚」とか、学問系でやっていらっしゃるのですが、何故か推理小説でやってしまいました……。
自分、文化度低っ!
本来ならば、それらのエントリにブクマやトラバでもするべきなのでしょうが、恥ずかしいので、ひっそりと単独でやらせていただきます(-_-;)


次回予告(笑)
「ゆるふわ愛され刑法学のすすめ 〜小悪魔的な刑法学で、男の子を誘惑する10の方法を大特集!」←大学時代のゼミが刑法だったため。
こうご期待(は・あ・と)
って、誰も期待してないかw

*1:読者への挑戦状といえば、エラリー・クイーン

*2:もちろん出典はアガサ・クリスティーのポワロ

*3:死んでいるのに、どうやって?

*4:本格推理小説でありがちな舞台設定。同種のものに吹雪の山荘がある

*5:西村京太郎氏が有名

*6:地の文で読者を騙す手法。フェアかアンフェアか意見が分かれるところ

*7:アガサ・クリスティー叙述トリックもの。あまりに有名すぎて、読んだことがないのに犯人を知っている人が多数

*8:ネタバレにつき伏せ字

*9:ロナルド・A・ノックスが作った、推理小説を書くにあたっての10個の決まり事。これを守らなければ本格じゃない?

*10:このシチュエーションならクイーンの『アメリカ銃の謎』が好き。ドルリー・レーンシリーズの『Xの悲劇』でも可

*11:犯人が出入りしたはずなのに、雪の上に足跡が残っていない状態を指す。横溝正史の『本陣殺人事件』とか

*12:初めから犯人が分かっていて、探偵が犯人のトリック等を暴いていく過程に注目したミステリの一形式。刑事コロンボとか古畑任三郎とか