彩雲国物語(3)〜(5)

彩雲国物語―花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語―花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語の続きです。
相変わらず面白いです。
今回読んだのは、主人公の女の子紅秀麗が国試に合格して官吏となり、初めての赴任地である茶州に行くところまでの物語です。
このシリーズも、実は『少女小説ワンダーランド』で紹介されて知ったのですが、女性は家庭に入って子育てをすることが当たり前な世界での社会進出、器量は十人並みでも性格と笑顔でモテモテの主人公(でも誰にもなびかない)等、女性が共感できる要素が多いみたいです。
確かに、秀麗がキャリアを積んで周囲の頭の固い男性に認められてゆく様には、勇気づけられるような気がしないでもないです。


それにしてもこの作者さん、いい具合に私の笑いのツボにはまるらしく、1冊読むごとに最低1回以上は吹き出すはめになります。
今回最も笑った台詞は、ある人物が言った「全国津々浦々点心修行」でした。
相変わらず黄奇人ギザモエス
絶対に彼はツンデレだと思います。
ていうか、彩雲国物語の登場人物って、ツンデレ多すぎです。
茶朔洵はとこからどう見てもヤンデレですし。