決算委員会終了

たまにはお仕事の話でも書きましょう。
決算委員会が、無事終了しました。(ほっ)
昨年度の決算は、初めて自分で作ったということもあり、色々と苦労させられたので、なかなか感慨深いものがあります。
それにしても、地方自治体の決算って、かなりめんどいです。
何しろ、歳入歳出を1円単位で合わせなければならないのです。
何千万円も何億円も使っているのに、1円単位で合わせるなんて、神業ですよ。
民間に就職した某友人の話によると、億単位ならば誤差のうちらしいのに……。
いや、もちろん、奇跡的に歳入歳出が1円単位でビシッと合ったので、決算委員会も無事終えられた訳ですが。


少し話は逸れますが、地方自治体の予算は全て款項目節に分かれて管理されており、節ごとに使用目的が異なります。
例えば、この節は事務用品を買う用、この節は旅費用、といった具合に。
そして、それぞれの節は予算を編成する際に金額が決められ、基本的にはその予算金額内でしか使うことができません。
この節にお金があまっているのに、この節はもうお金がないから、欲しいものが買えない、欲しいサービスが受けられない、といったことがたまに起こるのです。
一応、特定の節から特定の節に予算を動かす「流用」という仕組みがあるのですが、これは例外的な措置でして、財政担当部署を通さなければならないし、面倒くさいです。
予算編成時にきちんと考えて予算を作りなさい、ということなのですが、往々にしてイレギュラな事態が発生するものでして。
私、昔からこの款項目節が釈然としないのです。
どうしてお金が余っているのに使えないのか、と。
別に全体で割り振られた予算をオーヴァしなければいいだろう、と。
予算執行の透明性を担保するために考え出された仕組みなのでしょうが、何とかならないものですかね?