『すべての美人は名探偵である』

すべての美人は名探偵である (光文社文庫)

すべての美人は名探偵である (光文社文庫)

鯨統一郎さんの作品です。
タイトルに惹かれて、つい買ってしまいました。
どうせ読むなら、むさ苦しい中年オヤヂばかりの本より美人や美少女が沢山出てくる本の方が良いですから(きっぱり)。
鯨氏といえば、『邪馬台国はどこですか?』『新・世界の七不思議』といった歴史の別解釈ものを得意とされている方です。
上記2作品とも、とても面白かったです。
本作品では、徳川家光と「ずいずいずっころばし」という歌の謎に迫ります。
舞台が沖縄から仙台を経由して北海道まで飛び、途中で何故かミスコンまで登場して、収集がつくのか?と疑問に思いながら読み進めましたが、最後は綺麗にまとまり、スッキリ。
家光関係のお話は、かなり大胆な内容でしたが、まあ小説なので許せる範囲かと思います。
それよりも、エンターテイメントとして面白いかどうかの方が大切です。