『工学部・水柿助教授の解脱』

工学部・水柿助教授の解脱

工学部・水柿助教授の解脱

森博嗣さんによる、エッセィのようなフィクションのような、不思議なお話です。
ちなみにこれは三部作の完結編であり、前々作及び前作はそれぞれ『工学部・水柿助教授の日常』『工学部・水柿助教授の逡巡』。

帯を見ると「実名はパスカルだけだけれど限りなく実話に近い」と言われているようですが、確かに読んでみるとMLAで読んだことのあるような内容がちらほらと。
私が読んで感じたことを以下に箇条書きでまとめてみました。
一 相変わらず文章が回りくどい。
二 この本を読む人間は特殊な性質を持っていると推測されるので、敢えてハードルを高くしているのか?
三 箇条書きに特化している。
四 水柿くんと須磨子さんとの掛け合いはとてもアクロバティックだ。
パスカルが可愛い。
六 犬の肥満問題は我が家にも存在するので、お互い大変であることよ。
七 水柿家の海外旅行は色々と凄い。
八 我が家も水柿家のように新しいシステムキッチンを導入したいがお金がない。
九 そうか、小説を書けばいいのか。

お後がよろしいようで……。