『シルバー』

シルバー (ハーレクイン・プレゼンツ (P23))

シルバー (ハーレクイン・プレゼンツ (P23))

昨日のエントリ『文学少女と死にたがりの道化』の中で、遠子先輩がお勧めしていたロマンス小説を読んでみました。
たまには、人が死なない話でも……と思った私の考えが甘かった(笑)
このお話、サスペンスロマンスらしく、人間関係はドロドロだし、けっこう人が死にました。


1989年に出版されたものなので、古いのは仕様です。それは充分理解しております。
それにしても、主人公が恋人に裏切られた&整形手術の苦痛で銀髪になるとか、これは二昔くらい前の昼ドラか漫画ですか?←だから20年前の作品だって!
あと、悪役に待ちかまえている運命が、何とも言えずご都合主義で、少しだけ興ざめでした。
人間、そんなに都合良く行動しないと思うのですが。
これは二昔くらい前のハリウッド映画なのか?←だから20年前の以下略。


などと突っ込みつつ、最後まで楽しく読めました。
エンターテイメント性はとても高い作品だと思います。
主人公が、元々は平凡な(というか醜い)容姿で、整形手術で大変身するなんて、20年前ではけっこう斬新な設定だったのでは?