『Sweet Blue Age』

Sweet Blue Age

Sweet Blue Age

タイトル通り、青春をキーワードに編集されたアンソロジーです。
収録作品は、以下のとおり。

『あの八月の、』 角田光代
『クジラの彼』 有川浩
『涙の匂い』 日向 蓬
ニートニートニート』 三羽 省吾
『ホテルジューシー』 坂木司
『辻斬りのように』 桜庭一樹
夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

私がこの本を借りた目的は、ただ1つ。
夜は短し歩けよ乙女』を読んでみたかったからなのです。
結果として、ちょっと古くさいけれど読みやすくて独特なリズムのある文体や、「黒髪の乙女」の可愛らしさに偉く感動し、この前文庫落ちしたやつを買ってしまいました。
桜庭一樹さんの『辻斬りのように』というのは『少女七竈と七人の可愛そうな大人』のプロローグのようなもので、既読。
他に気になったのは、坂木司さんの『ホテルジューシー』です。
彼の『青空の卵』から始まる引きこもり探偵シリーズも読んでみたいと思っています。
文庫落ちしているし、目に付いたら買おうか、と考え中。
有川浩さんは、『図書館戦争』シリーズの印象が強烈だったので、こういった普通の恋愛物(いや、普通じゃないか?)も書けるのか、と感心してしまいました。
後は、読んだことのない作家さんばかりで、正直戸惑い気味。
三羽さんという方の書いたお話が、どうしようもなく伊坂幸太郎っぽいなぁと思ったり。
キャラの造形が似ているのか?