『天才数学者たちが挑んだ最大の難問 フェルマーの最終定理が解けるまで』

やる夫ブログ様で、やる夫で学ぶフェルマーの最終定理というのを読んで、居ても立ってもいられなくなり、図書館で借りてきて読みました。
私は超文系頭で、数学なんて、高校に入ってからは問題文を見るだけで思考停止するくらい苦手だったのですが、フェルマーの最終定理については、問題自体がある程度シンプルなこともあり、適度にロマンを感じながら読み通すことができました。
この本、アメリカで出版されたものを翻訳しているためか、日本語なのに、文体が非常に英語的で、原文の文体を何となく想像しながら読んでしまいました。英語読むのは苦手ですが。
おかげで、頭が疲れました。


フェルマーの最終定理関係の本を読んだのは、これが初めてではなく、大学時代に友人から借りたことがあります。
何故、友人からフェルマーの本を借りることになったのかは、全然覚えていないのですが(爆)
そのとき借りた本は、こちら↓

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

午前中に読み始めて、昼食を食べる時間も忘れて読んでしまい、読み終わったら午後3時過ぎで、非常にお腹が空いていたことは覚えています。


エンターテイメント性では、断然後者のサイモン・シンさんが書いた本の方が面白かったです。
フェルマーの最終定理と、それがどのように証明されたのか、詳しく知りたい人には前者がお勧めでしょう。
何しろ、書いた方は数学科出身で、当事者にもインタビューをされたそうですから。


前から思っていたのですが、数学って、どんどん突き詰めていくと、非常に哲学的になるような気がします。
特に、数論と呼ばれる分野はそうではないでしょうか。
だって、抽象化された記号ばかりで、数字なんてほとんど出てこないですから。
物事が抽象化されればされるほど思考が鈍る、私のような人間には、逆立ちしてもできない学問です。
学生時代も、憲法法哲学は大嫌いで、一番好きな科目は刑法各論でしたw