『ヒトクイマジカル』

ヒトクイマジカル<殺戮奇術の匂宮兄妹> (講談社文庫)

ヒトクイマジカル<殺戮奇術の匂宮兄妹> (講談社文庫)

先月(7月)は山奥の研究所に行って事件に巻き込まれたいーくん御一行様ですが、今度はアルバイトのために、これまた山奥の研究室に赴くことに。
そこで行われていたのは、「死なない」研究で……。
ということで、ますます加速する西尾維新ワールド全開でした。
今回は、妙にテンションが高く、いーくんの独白というか、心情を吐露するシーンも多く、途中ではかなり壊れていて、少し読みづらかったり。
テンションが高いシーンは、かなり面白いのですがね。
いーくん、明らかに最初の頃とはキャラが変わっています。
そして、今回もまた、重要な登場人物があっさり殺されていました。
こちらも慣れたもので、「○○が殺されるであろうことを、私は予め予測していました」といった感じではあるのですが、やっぱり少し寂しい気持ちになりました。
ほんと、勿体ないなぁ。


そして、回を重ねる事に酷くなるいーくんの怪我!
次作では、本当に命の危機が訪れるのでは?と、今からワクワクしてしまいます。