2007-01-01から1年間の記事一覧

 『イニシエーション・ラブ』〜騙される快感

イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)作者: 乾くるみ出版社/メーカー: 原書房発売日: 2004/03メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 762回この商品を含むブログ (206件) を見る初乾くるみさんでした。単刀直入にこの本の感想を言いますと……。 騙され…

 『図書館戦争』

図書館戦争作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 506回この商品を含むブログ (841件) を見るどうでもいいですが、有川浩さんは女性なんですよね。 知ったときは、ちょっとびっくりしました。 …

 『犬はどこだ』

犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (244件) を見る米澤穂信さんといえば、私が読んだことがあるのは、『春季…

 『ツ、イ、ラ、ク』

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)作者: 姫野カオルコ出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2007/02/24メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 41回この商品を含むブログ (95件) を見る初姫野カオルコさんでした。 この作家さんについては、あ…

 Tシャツを作ってみる。

一時期流行っていて、麻生氏も演説で取り上げた脳内メーカー*1の仲間で、Tシャツメーカーというのがあります。 それで、私のTシャツを作ってみました。 最初「Foreget_me_not」でやってみたのですが、どうも受け付けてくれなかったので、日本語の「忘れな…

 『キラレ×キラレ』〜Xシリーズはどこへ向かうのか?

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/09/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (157件) を見る森博嗣さんの「Xシリーズ」第2作目です。 発売されてすぐに買ったのですが、読み出すま…

 あなたは干物女?ステキ女子?

今、Yahoo!でホタルノヒカリ特集というのをやっています。 その中で、占いを毎週1つずつ、全部で12個やると、総合結果を見ることができる、というコーナがありまして。 1ヶ月くらい前からコツコツとやっていた訳ですよ。*1で、今日、ついに総合結果が出…

 タイプミスって怖い……。

少し前、秋田県の職員が「悪天候」を「悪天皇」とタイプミスしたまま、文書を発送して問題になりましたよね。その関係で、Yahoo!トピックスにリンクが張られていた、ある編集者の気になるノートというブログさんのコメント欄で(回りくどいな)、面白い事を…

 『毒草師』

毒草師作者: 高田崇史出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/04メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (34件) を見る例によって、図書館から借りてきて読みました。 この本は、高田崇史さんの「QEDシリーズ」にも出てくる、自称毒草師こと御…

 『となりの801ちゃん2』

となりの801ちゃん 2 (Next comics)作者: 小島アジコ出版社/メーカー: 宙出版発売日: 2007/08/01メディア: コミック購入: 5人 クリック: 50回この商品を含むブログ (196件) を見る14日から、2泊3日で上京していました。 その時に、丸の内オアゾの丸善で…

 新撰組は宝の山?

さっき、母親と「輪違屋糸里」という新撰組を女性の視点から描いたドラマを見ていてした会話です。母「新撰組って、腐女子にしたら宝の山なんだよ」 私「知ってる!沖田総司は総受けでしょ?」 母「近藤勇はどっちも行けそう」 私「土方さんはやっぱり攻めか…

 『少年検閲官』

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)作者: 北山猛邦出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/01/30メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 105回この商品を含むブログ (128件) を見る北山猛邦さんの作品。 この人の事はよく知らないのですが…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版 序』

1人で見に行こうと思っていたら、母親も見に行きたいと言うので、親子2人でエヴァを見に行ってきました。 内容については、各方面で色々な方が色々と書いていらっしゃるので、私は何も言いません。 それよりも、気になったのが「みるからにオタク」という…

 公務員の夏休みを廃止するって、どうなの?

久しぶりに真面目な話題を。 ちょっと取り上げるのが遅くなった感もありますが。 <夏休み>市長が廃止…職労が反発、論争に 茨城・牛久 市役所職員の夏休みを巡り、茨城県牛久市でホットな論争が続いている。地元で会社経営の経験がある池辺勝幸市長が今夏、…

 恋文を書いてみる。

突然ですが、私はB'zの稲葉さんが好きです。 どれくらい好きかというと、中学か高校の時に、親の運転する車の中で「LOVE PHANTOM」を聞いて、彼のセクシーボイスにノックアウトされ、「この人になら抱かれてもいいっ!」と思ったくらい好きです。 神です。で…

 『レストア オルゴール修復師・雪永鋼の事件簿』

仕事が忙しい間も、暇になってからも、一応本は読んでいたのですが、やっとレビューを再開する気になりました。レストア オルゴール修復師・雪永鋼の事件簿 (カッパ・ノベルス)作者: 太田忠司出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/03/23メディア: 新書 クリ…

 801ちゃんと腐女子彼女。

最近、私の中では近年稀に見る腐女子ブームが起きています。←遅すぎ? だって、腐女子の皆様、素敵すぎるっ! 元々、私はオタ気質で、しょこたんなんかも、興味のある分野は違えど、他人とは思えずに心の中で応援しているのですが……。 腐女子の皆様には、そ…

 逃げちゃダメだ……。

仕事で嫌な電話を掛ける時とか、嫌な作業に取りかかる時とかに、 脳内で碇シンジ君が「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……!」とつぶやくのは、私だけでしょうか?以上、どうでもいいお話でした。新世紀エヴァンゲリオン (1) (カドカワコミッ…

 世界競泳2007を見て。

金曜日まで、世界競泳2007が開催されていました。 何を隠そう、この私、中学生まで水泳をやっていたので、競泳の大会がテレビ放映されているときは、いつも見ています。どうでもいいですが、競泳の大会って、腐女子にしたら、きっと最高の宝の山ですよね…

 非常に久しぶりの更新ですが。

今まで何をしていたのかというと、ひたすら仕事をしていました。 春から夏にかけて、非常に大きなイベントが2つ(というか3つ)ほどありまして。 その準備にてんてこ舞い。 最近、やっと落ち着いてきたところです。 参院選の惨敗を受けて、政局は大混乱で…

 『深淵のガランス』

北森鴻氏の中編集(?) 表題作である「深淵のガランス」と「血色夢」の2作が収録されていますが、たぶん2作とも長さ的には中編です。 主人公は、銀座のクラブなどに花を活ける花師にして絵画修復師の佐月恭壱。 彼がなかなか渋いのですが、それよりも、彼…

 たまには日記でも。

たまには、読書記録だけではなく、日記でも書いてみようかと。 最近、どうも間抜けなニュースが多すぎるので。・柳沢厚生労働大臣の「女性は子どもを産む機械発言」 最初は、私も女性として「それは言っちゃいかんだろ」と怒りを覚えたものの、段々とこの事…

 『七月は織姫と彦星の交換殺人』『八月は一夜限りの心霊探偵』

と言うわけで、続巻を借りてきました。 例によって、在庫の関係で、六月を飛ばして七、八月です。 読みやすさは相変わらず。 マンガを読んでいるみたいに、スラスラと読めてしまうので、頭は疲れません。 なるほど、最近はこういう本もあるのね……と、感心す…

 『五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し』

霧舎巧さんの「私立霧舎学園ミステリ白書」シリーズです。 例によって、図書館本。 なので、たまたま『4月は霧の00密室』がなかったため、シリーズの途中から読み始めるはめに。最近仕事が忙しくなってきたせいか、ちょっと軽い物が読みたくなり、ラノベ…

 『笑う怪獣』

引き続き、西澤保彦氏。 今度は、どこに行っても怪獣やら宇宙人やら怪物やらに遭遇してしまう、不幸な男性3人組のお話です。 はっきり言って、かなりばかばかしい内容かと思いますが……。 実はこの本の中に入っている、「怪獣は密室に踊る」という作品が、た…

 『ソフトタッチ・オペレーション』

西澤保彦さんによる、超能力と本格ミステリィの融合した「チョーモンイン」シリーズです。 何がいいって、神麻嗣子(かんおみつぎこ)ちゃんが可愛い! しかし、今回は、レギュラーメンバである作家で探偵役の保科匡緒氏も、たぶん嗣子ちゃんのライバル(?…

 『ツチヤ学部長の弁明』

森博嗣さんの『今はもうない』文庫版の解説を土屋賢二さんが書いていたことに端を発し、たまに彼のエッセイを読んでいます。 彼のエッセイを読むのは、たぶん、真面目な本を読みすぎて疲れ、唐突に軽い物を読みたくなった時だと思うのですが、たまに読むと非…

 『北京原人の日』

鯨統一郎さん強化月間。 この本は、私が本選びの時に参考にしている某サイトの書評でお薦めマークが付いていたので、読んでみました。 例によって、登場人物のキャラはどうかと思いますが、この作品については、ストーリィが面白い。 物語は、雑誌カメラマン…

 『九つの殺人メルヘン』

鯨統一郎さん特集月間。 この本は、有栖川有栖氏がある作品で言及していた、アリバイトリックを全て網羅しつつ、メルヘン童話も絡めている、というアクロバティックな短編集です。 なので、ストーリィ重視というよりは、アリバイトリック崩しと、グリム童話…

 『イリュージョン』

松岡圭祐氏の「マジシャンシリーズ」番外編?みたいなものでしょうか。 一応、「マジシャンシリーズ」の主役である沙希ちゃんも出てくるものの、主役は椎橋彬という15歳の少年です。 彼は、家庭の問題から、15歳で家を飛び出し、1人で生きていくために…